米国旅行記~最終回~

どうも、山田です。
ちょっと長くなってしまいますが、
最後に感想を書いてお終いにしたいと思います。
本当に、ありがとうございました。
若い内にはと刺激と経験を求めて旅した、
中南米、中近東、アフリカ、アジアの国々。
日本ではあまり馴染みのない自国言語や自国通貨のそれら国々での基軸通貨は「USドル」、共通言語は「英語」。
どこでも見れる国際放送は「CNN」。
どこにでもある「コカコーラ」、「マクドナルド」、「マルボロ」。
音楽の基礎は西洋クラシックだと今でも思いますが、現代において産業を引っ張るのはアメリカ。
政治、経済、経営、テクノロジー、大学機関、軍事、国際情勢、、、
世界を引っ張るグローバル・リーダーはアメリカであると認めざるを得ない。
「2ヶ国語をしゃべれる人はBilingual、3ヶ国語ならTrilingual、複数語できるならMultilingualと言います。
では、1ヶ国語しか喋れない人のことは?」・・・「アメリカン!」
・・・という訳で、アメリカは一度ぐるりと見てみないとなと、ずっと思ってました。
今回も、広く浅く、代表的な都市を短期間ずつしか見れてないですが、西から南側を東へ、折り返して北側を西へ戻った今回の旅で、アメリカの立地と広さは十分に感じることができたかなと、今振り返って思います。
旅行の感想は、その時の年齢とかそれまでの経験、人数、季節、情勢、出会った人、見たところ等によって大きく変わると思いますが、今回私が経験した中でいくつか感想を書いてみたいと思います。
『人』・・・
とにかく今回、何よりも印象に残って勉強になったのは、人です。
本当に、毎日毎日、行くところ歩くところ変わればその度にいろんな人を見たり話したりしました。
「アメリカ人」って何?(笑)。
一般的に会話のネタやイメージとして、「~人は・・・」とか「~地方の人は・・・」とかと一括りにしてしまいがちですが、例えば同じ白人でも見た目も発音も全く違うし、人種、肌の色、移民、留学生、、、
とか本当にミックスで、何を今更と言われそうですが、とにかく毎日が驚きの連続でした。
この国の差別や移民問題というのは事実であるのでしょうが、今回私が何よりも学べたことは、人は見た目や肌の色ではなく、その人の人柄、性格、出会った人や環境、何をどれだけやっているか等で判断されるべきだなと、改めて勉強になりました。
『広い』・・・
です。本当に広かったです(笑)。
馴染みのある都市なんて、この国土の中のほんの狭い狭い一角で、奇跡的です(笑)。
数字的には日本の約25倍の国土、4つもの異なるタイムゾーン(前回の欧州旅行でも3つだったのに)にサマータイム、実際に移動するといろいろ頭使います。人も言語も自然も景色も、何もかもが様々です。
「アメリカ」ってどこのこと?(笑)
『アムトラック(長距離鉄道)』・・・
実は、世界最長の鉄道王国は、ここアメリカ。
大陸長距離鉄道の旅となれば、半官半民の国有旅客鉄道アムトラック。
座席も広いし、寝台は快適だし、何よりも食堂車は絶好の会話のチャンスだし、スナックバーのコーヒーやハンバーガー、車窓の風景と共に名残惜しいです。
ただ、ワシントンDC~ボストンの区間以外は電化されていない、長い長い貨物列車と同じ線路を走っている、殆どの線路が単線で反対の鉄道待ちでよく止まる、駅近郊の都市とのコネクション・バスもあって待たないと駄目なことが多い、始発駅と終点があまりにも長距離で当然遅れは遅れを呼ぶ、といった事で、、、残念ながら、、、毎回確実に遅れます。
しかも数分とかではなく、豪快に何時間とか半日とか(笑)平気で遅れます。
なので、スケジュールきつきつの旅行にはお勧めしませんが、機会があれば是非に一度お試しを。
『グレイハウンド(長距離バス)』・・・
現在アメリカで唯一、最大の長距離バス会社のグレイハウンド。
犬のマークが目印です。一度倒産した為か、バスステーション(ディーポ)はダウンタウンからちょっと離れたお世辞にも治安がいいとは言えない地域にあることが多く、リクライニングできるとはいえ座席は狭いし、当然歩き回ったり食堂車や展望車がある訳ではないし、人も様々だし、乗車して席座れるまでドキドキだし、なかなか辛いです。
ですが、安さ、全米を網羅するネットワーク網、広い国土の道を行く、雄大な車窓、という事で、貴重な存在です。
因みに、夜中のフラッグスタッフの街で話したおにいちゃん曰く、「Everybody hates Greyhound, but
cheaper…」とのことでした(笑)。
あ~辛かった・・・
『黄色いスクールバス』・・・
映画「ダーティハリー」の印象からサンフランシスコだけかと思ったら、どこの都市でも全く同じ黄色いスクールバスが走ってて、何故だかとても印象に残りました(笑)。
今回の旅でいろいろ見た他のものと同様、映画に出てくるのが楽しみです。
『英語』・・・
朝起きて、ニュースや新聞見て、食べたり飲んだり、買い物したり、本読んだり、喜怒哀楽いろいろ世間話したり、電車やバス乗ったり、シャワー浴びて歯磨いてベッドに入ってお休みなさい。
人として普通に生活する中で、この国の人達が使ってきた言語が「英語」。
ただそれだけであって、今の日本の英語教育や英語産業には疑問を感じます。
語学の最終的な壁は、語彙・文法・背景知識だと思いますが、それ以前に日本人が日本語を覚える過程での子供・少年/少女のスポンジのような吸収過程がすっぽり素っ飛ばされている気がします。
ショッピングモール、遊園地、動物園、映画、絵本、スポーツ、青春・・・
目にしたものや聞いたもの、感じたことや伝えたいこと、、、
語学の基本ってそれなんじゃないかな~と感じる日々でした。
日本に帰ってまた勉強の日々ですが、情け容赦ないスピード、単語の同化、実に雑多な発音にアクセント、、、
いい経験になりました。
『音楽』・・・
ロスアンゼルス、ラスベガス、カンザスシティ、ダラス/フォートワース、ニューオリンズ、メンフィス、ナッシュビル、ボストン、シカゴ。
ジャズ、ブルース、カントリー、ロック、ポップスの本場を巡れたことが、今回の何よりもの収穫です。
正直、やっぱりニューヨークなのかな、、、
日本のレベルも凄いな、、、
というのが最終的な感想でしたが、発祥の地、現場の香りを体験できたのは何よりの事。
これからの糧になることと信じたいです。
『ノートPC』・・・
皆揃いに揃って、「DELL」か「HP」の大きいのを持ち歩いてネットに繋いで使っています。
実際、アメリカはやっぱり、ネット社会であり、カード社会であるんだなと再認識できた今回の旅でした。
『ニューヨークと東京』・・・
アメリカや日本のみならず、世界的に見ても特殊な大都市だと再認識しました。
人やエリアの多様性、揉まれるレベルやスピード。
東京でいろいろ経験できる機会がある内に、もっといろいろ頑張らないと勿体無いなと改めて思いました。
『ネバダ州ラスベガス(Las Vegas, Nevada)』・・・
仕事や趣味に頑張って、ちょこっと休暇でリフレッシュしてまた頑張ろうかなと思って、どこか一箇所となれば、私なら「☆☆☆ラ・ス・ベ・ガ・ス☆☆☆」にします!ラスベガスブルーバードのストリップ地区の豪華なテーマホテルカジノを予約して(英語サイトでネット予約)、とにかく遊びます。逃げようと思っても、回りは砂漠です(笑)。
長くなってしまいました、、、
今回もとても個人的な旅行記でしたが、お忙しい中、最後までブログ・アップデートして頂いた「verve music school」に感謝します。
前回のヨーロッパ2ヶ月、今回のアメリカ38日間、私にとってはこれまでの旅の総括であり、何よりもこれからの自分にとって一生の糧になるであろう実に貴重な経験でした。
こういった形で記録に残すのは初めてですし、いろいろ言われたりもするのでしょうが、これが何かを表現することなんだなと、何もせずにいるよりも、とにかくやってみていい経験になりました。
現場も経営もイベント企画も、、、人には中々言えないご苦労も多いかと思いますが、これからも良いスクールであることを期待しております。
って、そろそろ私自身の音楽性を何とかしないといけませんね(笑)、上達するよう厳しくご指導宜しくお願い致します!
最後に、今回訪れた都市の一覧です。自称、「私の全米ツアー」(笑)・・・
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(Portland, OR)
San Francisco, CA & Yosemite NP, CA
Los Angeles, CA
Las Vegas, NV & Grand Canyon NP, AZ
(Flagstaff, AZ)
Kansas City, MO
St. Louis, MO
Dallas/Fort Worth, TX
New Orleans, LA
Memphis, TN
Nashville, TN
Atlanta, GA
(Washington, DC)
Boston, MA
(Albany-Rensselaer, NY)
Chicago, IL
Minneapolis/St. Paul, MN
Seattle, WA
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アメリカ合衆国ワシントン州シアトルにて、
山田

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