よく、「歌うように」とか「歌って」って言いますよね。
フィーリングや心での意味もあると思いますが、
論理的な部分も多々あります。
ベーシックな部分で言うと拍子です。
拍子を意識するだけで、歌として聞こえてきます。
逆に言えば、拍子を意識出来ていなければ音楽が不自然に聞こえるかもしれません。
例えば、その拍子を意識した1拍目にアウフタクトがプラスされれば、頭の音へアウフタクトからのアプローチと言う事になり、それを意識すればまたそれも歌として聞こえてきます。
また、頭の音を半拍なり、1拍先取りして入っていれば、自然な流れでそれはアクセントとなりフェイントや先取り感のある音符としてとらえるべきです。
ブルースフィーリングの音やその部分もその音を意識するべきです。
と言う風に、歌う為のアプローチには音楽的な理由があります。
その音楽的、論理的な理由に基づいていれば自然と“歌”が聞こえてきます。
それで、それらを意識出来た時に音楽がもっと奏でやすくもなります。