音の高さ(音名、オタマジャクシの玉)は、どれでも良いのである一つの音がわかれば、そこから数えて読むだけです。
そこには、何の考えも要りません。
ただ数えるだけです。
あっ、その前に「ドレミファソラシド」の順番が頭の中に入っている事が前提です。
みなさんに尋ねると案外多いのが、「ドレミファソラシド」は言えるけど、逆からとか、途中から、例えば「ファソラシドレミファ」とか、「ド」以外の音名からのアップダウンができない事です。
「ドレミファソラシド」と言うのは、よく聞く並びでもあるので、皆さんスラスラ言えますし、頭では「音の順番」と言う事はわかっていても、「ドレミファソラシド」と言う1つの単語として覚えているだけだったりします。
ですので、いざランダムに「ミの下の音は?」「ソの上の音は?」と質問をすると、「えーーーーっと」と時間がかかってしまいます。
大事なのは、音名を読むのは先にも述べましたように「ただ数えて読む」だけです。
何の感情も要りません。
“もの”を定規で測って、書いてあるメモリを読むのと一緒です。
楽譜と言うと、「難しいもの」と言う先入観が先に出てしまいがちですが、「ただ読む」ようにしましょう。
あと、「あるある」ですが、音程をつけようとしてしまう事です。
音程は付けなくて良いです。
棒読みにしましょう。
音程と言う無駄な思考は取り除き、高さ(音名)を読む事だけに専念しましょう。
・例題です。(ト音記号で)

「シシララ ソファファシ ファファミレ シシ」
フラットやシャープなども無視して大丈夫です。
それらを意識するのは次のステップです。

「ラソラ ファレラソ ファファソソ ラシラシ」
それともう一つ、覚えないようにする事です。
言えたら、もうそれはそれでオッケィです。
覚えると言う脳を使わずに「反応して読む」と言う脳を使うようにしましょう♪
とは言ってもある程度スラスラ読めるようになるにはトレーニングが必要です。
あ、あととっても大事なこと、
楽譜に音名を書き込まない事です。
書いた瞬間、楽譜上の音符ではなく、カナしか見なくなってしまいます。
そうすると、リズムが見えなくなってしまいます。
次回はせっかくなのでリズムの話を。
【楽譜を読む・楽譜の仕組み】〜音名を読む〜
おわり