楽譜の見方ですが、いろいろな見方があると思います。
一つの方法として、「塊」で見る・見えると言うことがあります。
その見方は、文章でも同じでして、ケンブリッジ大学の研究で発表された事があります。
例えば以下の文章。
「おがんく を しかっり と みつにける ことが たしのさ へと つがなり ます。」
上の文章は、
「音楽をしっかりと身につける事が楽しさへとつながります。」
と読めませんか?
でも、単語の中身を入れ替えてあります。
と言う風に、ことばを読む時は、今までの経験や知識などで得た頭の中にある単語や文法を駆使し、ある意味図形のように見て読んでいるのだそうです。
言いにくい言葉があるならば、それは、知らない単語もしくは使い慣れていない単語と言うことになりますね。
楽譜も音階や和音といった基本の形が頭の中に入っていると、そう言う風にパーツで見られるようになります。
「ドレミファソ」と書いてあった場合、「ドで、レで、ミで、ファで、ソで、」と一つずつ見るのではなく、まとめて「ドレミファソ」と読む事が出来ます。
ですが、そう言う風に読めるようになる為には、書いてあるフレーズをスケール的に、もしくは和音的に見ると言う脳が必要なので、その為にはやはりある程度ストイックにスケールやアルペジオ練習をして、脳に覚えされる事が大事です。
そうやって、音のさまざまな並びを経験していく事により、譜面に書いてある音の並びに反応できるようになります。
もちろん、スケールやアルペジオの練習をする事は技術の向上にもつながりますので、やって損はないですね。